実物の桜と“口で描いた桜”が出会う作品展
日本画家・南正文作品展「よろこびの種を」
奈良・なら歴史芸術文化村で3月28日より開催
口と足で描く芸術家協会の正会員として活躍した
日本画家・南正文(1951–2012)の作品展「よろこびの種を」が、
2026年3月28日(土)から4月5日(日)まで、
奈良県天理市の「なら歴史芸術文化村」にて開催されます。
本展は昨年に続き、同会場での開催となります。
今回の作品展の象徴となる作品は、
メインビジュアルにもなっている満開の桜の日本画で、
この作品のモチーフとなった桜の木、幾坂池の一本桜は、
会場のすぐそばに立っています。
昨年の開催時には桜の開花前でしたが、
今年は桜の見頃と重なる可能性がある時期での開催となり、
実際の桜と作品の桜を同時に楽しめる機会となります。
また、この桜の作品の複製画は昨年、
奈良県天理市へ寄贈され、
現在は天理市役所に展示されています。
地域とともに広がる南正文の作品世界にも注目が集まっています。

開催概要
会期:2026年3月28日(土)~4月5日(日)
休館日:3月30日(月)
時間:10:00〜17:00
会場:なら歴史文化村 芸術文化体験棟 3階セミナールーム
(奈良県天理市杣之内町437-3)
入場:無料
主催:一般社団法人 南正文よろこびの種を
協賛:口と足で描く芸術家協会
なら歴史文化村(株式会社ネクスト・アクシス)
後援:奈良県 奈良県教育委員会 天理市 奈良市
同時開催
ドキュメンタリー映画 「天から見れば」上映
午前の部 10:15~11:45 午後の部 14:00~15:30 チケット 1,000円
南正文の人生と創作の軌跡を追ったドキュメンタリー映画
「天から見れば」 を特別上映いたします。
筆を口にくわえ、数々の困難を乗り越えながら描き続ける——
その姿を通じて、芸術のもつ力と、
生きることの意味を改めて考えるひとときとなるでしょう。

日本画家 南正文|作家プロフィール
1951年9月大阪府堺市生まれ。
小学3年生の春休みの最後の日、父が経営する木工所で、
機械のベルトに巻き込まれて両腕を切断する事故にあう。
怪我のため、2年遅れて養護学校へ4年生から入学し、
勉学と生活訓練に励む。
中学2年生の時、口筆画家 大石 順教尼の最後の弟子となり、
口に筆をくわえ毛筆と日本画に取り組む。
1967年、堺市展に初出品し、入選。
以降、毎年公募展で入選、受賞を繰り返す。
1975年、口と足で描く芸術家協会会員となる。
日本画家として、また協会会員として絵画の制作、
個展を中心とした活動を続けながら、
全国の少年院、寺院小学校、刑務所などを訪れての講演活動や、
タイの里親制度に対する支援、ネパールでの小学校建設などを行う。
2012年12月、永眠。生涯で、約900点もの絵画を制作した。
