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口と足で描く芸術家協会の目的は?

口と足で描く芸術家協会(Association of Mouth and Foot Painting Aritists Worldwide)は、1957年に17人の口と足で描く芸術家によって設立されました。彼らの目的は、障がいのある芸術家のために信頼でき、継続的な収入源、そして自立した生活を提供する自助組織を作ることでした。障がいの程度、国や地域、宗教に関係なく、すべての障がい者に芸術家として成長する機会が与えられました。これらは、1950年代当時には考えられなかった理想でした。協会の存在理由は、現在の、また将来の口と足で描く芸術家を促進し、サポートすることです。

協会はどのように設立されましたか?

協会の創設者は、ポリオのために両手がマヒしたドイツ人の画家、A.E.シュテッグマンです。最初の社会参加は口にペンをくわえ、驚くほど素早く通り過ぎる人の似顔絵をスケッチすることでした。次に、国中の学校や会社を訪ねて、口で描いた絵を売り歩きました。そして、自分の絵を印刷、複製して売るために出版社を設立しました。障がいを持つ画家の描いた絵が、世に出る第一歩となりました。後に、自分自身のためだけではなく、口や足で描く芸術家のための出版事業へと発展していきました。やがて、国境を越えて口と足で描く芸術家17人が集まり、1957年に口と足で描く芸術家協会を設立しました。

協会がリヒテンシュタインで設立されたのはなぜですか?

創設者の口と足で描く芸術家たちは、第一次・第二次世界大戦を経験した世代でした。当時は、彼らの身体的障がいだけでなく、芸術的発達も、ほとんど受け入れられませんでした。このため、彼らに対して中立的に行動し、安定した政治情勢、法的確実性、信頼できる通貨を持ち、ヨーロッパの中心に位置する国で協会を設立することが重要でした。これらは今日でも有効な条件になります。

協会は何かに所属していますか?

協会は口と足で描く芸術家自身で運営されています。この自助組織は、国の公的機関など含め、法人にも個人にも所属していません。協会の存在理由は、現在の、また将来の口と足で描く芸術家の活動を促進し、サポートすることです。

協会の組織は?

協会は口と足で描く芸術家自身で運営されています。法律顧問と監査人を除いて、協会のすべての組織は障がい芸術家自身によるものです。理事会、代表者会議、総会、審査委員会、収益の使途を管理する経営委員会があります。会長・理事・審査員は、総会や代表者会議で選出されます。理事会は、会員の入会を決定し、審査員を選出します。審査員は、口と足で描く芸術家の、絵画の進捗状況を定期的に評価し、理事会に報告します。経営は経営陣や各国出版社に委任しています。

口と足で描く芸術家たちの構成は?

会員
口や足で優れた作品を描く、社会的に認められた人々です。彼らは生活費の支給を毎月受けますが、世界中で複製販売する作品を創作し、仲間の会員や奨学生のために貢献し続けます。

準会員
会員の水準には達していないけれども、非常に良い水準の作品を創作できる口と足で描く芸術家です。常に向上を目指し、努力を怠りません。

奨学金給付生
義務は学ぶことです。絵画道具や専門書などの購入だけではなく、何よりも目的は、芸術家が美術学校に通ったり、個人授業を受けたりできるようにすることです。返還の必要がない奨学金が毎月支給されます。この奨学金制度は、多くの方々のご協力による収益で維持されています。

障がい者が協会に参加するにはどうすればよいですか?

障がいのため手が使えず、口や足で絵を描いて自立したいと望む方は、誰でも協会への入会を申し込むことができます。専門家の審査員が、芸術的技術を評価した後、決定します。協会は新しい奨学金給費生の入会をお待ちしています。出版社までご連絡ください。

画家たちは本当に障がいを持っていますか?

協会に参加している口と足で描く芸術家は、病気や事故のため、手を使うことができなくなりました。しかし、彼らは口や足で絵を描きます。協会の専門家審査員は、申請者を受け入れる際にこれらの基準を綿密に調べます。

協会は自助組織としてどのように収益を得ていますか?

協会は口と足で描く芸術家自身で運営されています。世界約780人(2021年現在)の口と足で描く芸術家たちは、毎年約6,000枚の絵画作品を協会に送っています。その中の良い作品は、協会の審査員によって選ばれ、デジタルモチーフの形で世界中のさまざまな出版社に提供されます。出版社は、それらモチーフに合うグッズを作成し、販売することを担当しています。協会を介して、販売から得た利益は、月々の支払いの形で、協会の会員と奨学金給費生、つまり障がいのある芸術家に渡されます。

お金はどのように配分されますか?

奨学金給費生は、奨学金によって芸術的発展を支援されています。会員は協会から定期的に収入を得ており、経済的に自立した生活を送ることができます。会員は、生涯、つまり絵を描けなくなった場合にも、この月額の収入を受け取ります。支援の金額は、理事会によって設定されます。

口と足で描く芸術家を経済的にサポートするには?

口と足で描く芸術家のために、通信販売やネットショップを通してグッズを注文することによって、ご支援いただけます。収益は毎月の支払いの形で、芸術家たちに利益をもたらします。

協会へ送金した場合、寄付金控除は受けられますか?

協会は自助組織です。障がいのある芸術家が信頼でき、継続的な収入源を持ち、それによって彼らの絵を通して自立した生活を送れるように努めています。寄付ではなくグッズを購入いただくことにより収益を得るという商業的な側面のために、協会は慈善団体のステータスを持っていません。したがって、寄付の証明書を受け取ることはできません。

DMの送付リストからどのように退会できますか?

協会からのダイレクトメールを受け取りたくない場合は、出版社にご連絡ください。すぐにデータベースから削除され、その後はお送りいたしません。

原画を購入することはできますか?

原画は芸術家本人の所有物となりますため、協会では原画の販売は行っておりません。ご希望の際は、芸術家に直接問い合わせいたします。ご希望の詳細などをお知らせください。

その他のお問合せはこちらよりご入力ください。