協会は世界中で、口や足で描く会員や成長過程の奨学生の作品を、絵葉書・カレンダー・文房具・タオルなどに複製し、販売します。皆さまがお買い上げくださるその収益だけが、口や足で描く人々の生活と勉学を支える源です。
画家たちは自身の働きにより、一定の収入を得、経済的に安定します。生きがいのある人生を築き、画家という生涯をかけての仕事にします。
障がいを負った若者は、生きる勇気を得、希望と自信を持つよう、新しい可能性を求めて学びます。筆や絵の具を買い、学ぶための月謝を払います。奨学金は返還不要です。
口や足で描くために、必要な設備や道具があります。筆や絵の具などの他にも、車いすやベッドの上で絵を描くためには、特別なイーゼルが必要なこともあります。
多くの人たちに、作品を見てもらうことは、画家たちにとって大きな励みです。また、障がい者の社会復帰への関心を促す役目も果たします。
若い画家は、協会から奨学金を受けることによって学び、少しずつ成長します。やがて、絵による自立ができる優れた画家に育った時には、その働きで自分自身の収入を得るだけではなく、さらに次世代の新しい若い仲間を育てていきます。
1961年日本でこの事業が歩みを始めたとき、日本の口と足で描く芸術家への奨学金を日本の売上で賄うことはできませんでした。その時支給された奨学金は、他の国の人々からの支援でした。今、日本の皆さまが買い上げてくださる資金の一部は、遠く中南米の国々、あるいは、アジアの人々のためにも使われています。国境を超えた組織がそれを可能にします。
複製品をお買い上げくださる皆さまのおかげで、この助け合いの輪が成り立ち、障がい者が自立へと向かうことができます。たくさんの絵を描いても、ご注文いただかなければ、自立は夢のまま終わります。日頃お使いになるもの用に、一つでも品物をご注文くださることが、この輪の中で一番大切なことです。一同心から、ご支援をお願いします。ご協力に心から感謝申し上げます。