お知らせ

日本画家 南正文 作品展「よろこびの種を」 in 高野山
― 仏教の聖地に咲く、心の桜 ―

南正文が描いた満開の桜、花々、そして静謐な情景は、
まるで絵を通じて“よろこびの種”をそっと手渡すように、
私たちの心にやさしく語りかけてきます。

このたび、世界遺産・高野山の金剛峯寺にて、
南正文作品展「よろこびの種を」を開催いたします。
魂の深いところに届く、静かな感動をぜひ会場でご体感ください。

日本画家 南正文 作品展「よろこびの種を」

開催概要

📅 会期:2025年5月3日(土・祝)~5月6日(火・休)
🕙 時間:8:30~16:30(※最終日は16:00まで)
🏛 会場:総本山 金剛峯寺 新別殿
📍 住所:和歌山県伊都郡高野町高野山132
💰 入場:無料(※拝観料:中学生以上1,000円、小学生300円、未就学児無料)

主催・協賛・後援

主催:一般社団法人 南正文よろこびの種を
協賛:口と足で描く芸術家協会 / 高野山真言宗 総本山金剛峯寺
後援:和歌山県 / 和歌山県教育委員会

作品展の見どころ

南正文が生涯をかけて描いた作品の中から、
代表作「活きる(満開の桜)」をはじめとした選りすぐりの日本画を展示いたします。

・ 春の光を讃える桜の大樹
・ 花々の命を描いた静謐な作品群
・ 四季のうつろいと心の機微を表す色彩の詩

仏教文化が息づく高野山の空気の中で、
南正文の作品が静かに共鳴し合い、訪れる人々の心にそっと触れます。

ひまわり 日本画

無料上映|ドキュメンタリー映画「天から見れば」ダイジェスト版

本展では、南正文の半生と創作への思いを綴った
ドキュメンタリー映画「天から見れば」のダイジェスト版も無料上映いたします。
筆を口にくわえ、描くことと生きることを重ね合わせた人生の軌跡が描かれます。

南正文

日本画家 南正文|作家プロフィール

1951年9月大阪府堺市生まれ。
小学3年生の春休みの最後の日、父が経営する木工所で、機械のベルトに巻き込まれて両腕を切断する事故にあう。
怪我のため、2年遅れて養護学校へ4年生から入学し、勉学と生活訓練に励む。
中学2年生の時、口筆画家 大石 順教尼の最後の弟子となり、口に筆をくわえ毛筆と日本画に取り組む。
1967年、堺市展に初出品し、入選。以降、毎年公募展で入選、受賞を繰り返す。
1975年、口と足で描く芸術家協会(当時の世界身体障害芸術家協会)会員となる。
日本画家として、また協会会員として絵画の制作、個展を中心とした活動を続けながら、全国の少年院、寺院小学校、刑務所などを訪れての講演活動や、タイの里親制度に対する支援、ネパールでの小学校建設などを行う。
2012年12月、永眠。生涯で、約900点もの絵画を制作した。

あじさい 日本画

ご来場の皆様へ

高野山の澄んだ空気の中で、
南正文が遺した“心の風景”と静かに向き合うひととき。
どうぞゆっくりと、絵画と言葉に込められた「よろこびの種」に触れてください。