絵画展【口と足で描いた絵~HEARTありがとう~】
同時開催 南 栄一 追悼展
口と足で描く芸術家協会(以下MFPA)は、2024年5月30日(木)~6月2日(日)に、大阪府和泉市の和泉シティプラザにて、「口と足で描く可能性」を表現した、絵画展【口と足で描いた絵~HEARTありがとう~】を開催いたします。
絵画展にて口で描く実演中の画家 森田 真千子(大阪府/口で描く画家)
子どもたちに囲まれる
この絵画展では、多くの方々に口や足で描くアーティストたちの絵を、自由に気軽にご覧いただけるよう『感謝の気持ちがアートに』をテーマに、「HEARTありがとう」というメッセージを掲げ、口や足で描いた絵画作品を展示します。
アーティストたちは皆、両手の自由を失ってしまいましたが、自立を目指して口や足に筆をとり、絵を描き続けています。
日本と世界の画家たちの描いた絵画作品70点を展示します。
また、昨年永眠しました、MFPAを長年支えてきました口で描く画家、南 栄一の追悼展を同時開催いたします。
南がこれまで描いててきました精緻な風景画や静物画、そして様々なメルヘン画、人の心から心へとやさしさが伝わるような作品の数々をご覧ください。
会場内ではアーティストによる、口や足で描く実演を行う予定です。
実際にアーティストたちがどのようにして絵を描いているのかを見たり、彼らと交流したりすることは、障がい者への理解と尊重に繋がります。
アーティストたちも皆様と交流することを楽しみにしています。
口で絵を描く体験コーナーを設けます。
特に子供たちに体験していただきたく思っています。
これによって、子どもたちが口や足で描く難しさや、共感の大切さを学ぶことができます。
さらに、近隣小学校をお招きして、課外授業を開きます。
課外授業では児童たちが絵画を鑑賞し、画家の実演を見て、画家の話しを聞き、口で描く体験をしていただきます。
児童たちと画家のふれあいの場となり、子どもたちにとって障がいを持つ人たちとの共生や社会の問題について考えるきっかけになります。
皆様に原画を見ていただくことは、障がいのあるアーティストたちにとっても大きな励みとなります。
アーティストたちがキャンバス上に表現したそれぞれの世界をご覧いただき、彼らの生きる勇気を感じ取り、直接触れ合う機会になれば幸いです。
【開催概要】
◆ 課外授業に参加した児童の感想一例
あんなにうまく口や足で描けるのかが不思議でした。
みんなていねいに何度も描きなおしてがんばってかいたのかなあと思いました。
私も手であんな上手に絵を描きたいなあと思いました。
私は手でもあれほどクオリティの高いものは描けないのに、手を使わずに描いた人はとてもすごいと思いました。
きっと、努力をたくさんしたんだろうなと絵を見て思いました。
かげや光の描き方もすごかったです。色もふんわりとしてとてもかわいいと思いました。
他の人もそれぞれちがう感じの絵で全員すごくよかったです。
もっといっぱい見たいなと思いました。本当にすごいなと思いました。
口と足でなんでうまくかけるんだろうと思いました。
情熱があるからきれいにかけるんだなあと思いました。
南 栄一 追悼展
「希望の虹~悲しいことの後にはきっと喜びが~」
南 栄一(みなみ えいいち) 長野県生まれ、在住、口で描いた画家
高校3年生の時、柔道の試合中の事故で頸椎を損傷。
彼が歩んできた道のりは、MFPAとともに描画という世界を過ごした50年と言えます。
描かれた絵は多くの人たちに見てもらい、グッズとなって多くの人たちの手元で使われています。
生涯、変わってはならない大切なものから目をそらさずに絵を描き続けました。
2023年、68歳で永眠。
南 栄一のプロフィールはこちらをクリックしてください。
「希望の虹」 油彩画
「友と歩いた上高地」 油彩画