日本画家 南正文 作品展「よろこびの種を」
静寂のなかに響く生命の鼓動——
日本画家 南正文(みなみ まさのり) が描く、四季の移ろいと心の奥深くに宿る温もり。
その作品は、観る者の心に静かに「よろこびの種」を蒔き、
時の流れを超えて、深い余韻を残します。
このたび、南正文の作品展 「よろこびの種を」 を開催いたします。
ぜひ足をお運びいただき、時を忘れるようなひとときをお過ごしください。
開催概要
📅 会期:2025年3月25日(火)~3月30日(日)
🕙 時間:10:00~17:00(※初日は13:00~17:00)
🏛 会場:なら歴史芸術文化村 芸術文化体験棟 3階 セミナールーム
📍 住所:奈良県天理市杣之内町437-3
💰 入場無料
主催・協賛・後援
主催:一般社団法人 南正文よろこびの種を
協賛:口と足で描く芸術家協会
後援:奈良県・奈良県教育委員会・天理市・奈良市
作品展の見どころ
南正文の作品には、時を超えて語りかける静謐な美しさがあります。
繊細な筆使いと奥行きのある色彩によって、観る人の心に寄り添う世界を描き出します。
・満開の桜に包まれる幻想的な風景
・生命の息吹を宿した四季折々の花々
・時の流れを静かに見つめる情景
日本画ならではの繊細な美と、南正文の静かな情熱が織りなす作品群を、心ゆくまでご堪能ください。
同時開催|南正文ドキュメンタリー映画「天から見れば」
南正文の人生と創作の軌跡を追ったドキュメンタリー映画 「天から見れば」 を特別上映いたします。
筆を口にくわえ、数々の困難を乗り越えながら描き続ける——
その姿を通じて、芸術のもつ力と、生きることの意味を改めて考えるひとときとなるでしょう。
🎟 チケット:1,000円
📆 上映スケジュール
3月25日・26日 14:00~
3月27日~30日 10:15~ / 14:00~
日本画家 南正文|作家プロフィール
1951年9月大阪府堺市生まれ。
小学3年生の春休みの最後の日、父が経営する木工所で、機械のベルトに巻き込まれて両腕を切断する事故にあう。
怪我のため、2年遅れて養護学校へ4年生から入学し、勉学と生活訓練に励む。
中学2年生の時、口筆画家 大石 順教尼の最後の弟子となり、口に筆をくわえ毛筆と日本画に取り組む。
1967年、堺市展に初出品し、入選。以降、毎年公募展で入選、受賞を繰り返す。
1975年、口と足で描く芸術家協会(当時の世界身体障害芸術家協会)会員となる。
日本画家として、また協会会員として絵画の制作、個展を中心とした活動を続けながら、全国の少年院、寺院小学校、刑務所などを訪れての講演活動や、タイの里親制度に対する支援、ネパールでの小学校建設などを行う。
2012年12月、永眠。生涯で、約900点もの絵画を制作した。
ご来場の皆様へ
移りゆく時のなかで、変わらぬ美しさを映し出す日本画の世界。 南正文の作品を通じて、静かな感動と「よろこびの種」を感じていただければ幸いです。