画家のアトリエ ~インタビュー、ニュースから画家の素顔をご紹介~

生きるよろこび 牧野文幸

  • vol.1
  • vol.2
  • vol.3
<前へ | 1 |||| 次へ

生きるよろこび 牧野文幸

Vol.1「生きてきた」ことへの「記憶」の創出

確かな「命綱」としての気づき

前回、牧野文幸のことばを最後に載せさせていただきましたが、特に興味があったわけでもなかった絵画、何もしないよりは良いだろうという思いから、初めはワラにもすがる気持ちだった『描くこと』が、ワラどころではなく、彼の命綱になりました。『死んでいないだけ』の人生が、『生きている』と実感できるものへと一気に引き上げてくれた絵画と書、そして講演録をまとめた作品集『生きるよろこび』が2019年に完成いたしました。ここでは、その一部を、牧野文幸が2011年に初めて地元倉敷で開催した個展の際に、彼が思いを述べた言葉とともにご紹介させていただきます。

絵画

<前へ | 1 |||| 次へ