画家のアトリエ ~インタビュー、ニュースから画家の素顔をご紹介~

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    Vol.1 やらないで後悔するより、やってみて後悔する方がいい。
    Vol.2 参加メンバーに裏原宿の空気を感じて欲しくて、みんなで下見に訪れました。
    Vol.3 絵を描くことは「好き」を超えた特別なもの
    Vol.4 [特別編]グループ展開催、直前インタビュー
    Vol.5 たくさんの出会いを楽しんだ、初めてのグループ展


  • 青春の激しさと、人生のぬくもり 水村喜一郎

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Vol.5 たくさんの出会いを楽しんだ、初めてのグループ展

被災地にも届けたい、絵と音楽のコラボ
2日目には、「みやぎびっきの会」から小川もこさん、小柴大造さんを進行役としてお迎えし、トークショーを開催しました。
まずは、自己紹介を兼ねて、絵との出会いや今回の展示テーマに関する話題からスタート。
最後は、小柴さん作詞・作曲による東日本復興支援ソング「虹を架けよう」が会場に流れる中、この歌から着想を得て描いた絵を披露しました。
その一部をお伝えします。
一般社団法人みやびっきの会 古小路浩典 プロフィール

小柴  「虹を架けよう」にちなんで、虹、絆などをテーマとした絵を描いてくださったと伺いました。
小川  みなさんそれぞれタッチが個性的で、素晴らしいですね!
古小路  YouTubeで「虹を架けよう」を検索したら、子供たちが元気に走り回っている映像にひきつけられました。未来へ向かって走って行く姿を膨らませて、10日間くらいで一気に描き上げました。
小川  虹の下に、ちゃんとカエルがいるんですね。ありがとうございます。
南  「みやぎびっきの会」の「びっき」は「カエル」の意味だそうですね。私が描いたのは女の子が自転車に乗っている絵ですが、雲の形がカエルになっているんです。
小川  オリジナルのイメージが素敵ですね。
小柴  飯原さんのカエルは、着ぐるみにして被ったらかわいい感じですね。
飯原  昨年の夏、協会のグッズに採用されたキャラクターのバリエーションなんです。会場で実演中なのでまだ制作途中ですが、このカエルのキャラクターに虹を架けようと思っています。
小川  石橋さんのカエルちゃんは、何かに向かって飛び上がっているところでしょうか。小林一茶的な風景にも見えますね。
石橋  このカエルは、虹をつかもうとしているんです。僕も会場で実演を行っているので、まだ制作途中ですが。
小柴  なるほど。これからこの空間に虹が架かるんですね!
石橋  そのつもりです。完成したら、改めて見てください。
梅宮  素敵な歌ですよね。岩手県出身の友人がいるのですが、震災でお父さんの漁船が流されてしまったそうです。そんな話も思い出され、聞くたびに泣けちゃいました。今回は作品の制作が間に合いませんでしたが、これからじっくり取り組みたいと思っています。
小川  梅宮さんの絵には、虹と漁船が描かれるのかしら。楽しみにしています。
古小路  僕らは絵を描くことが仕事です。「みやぎびっきの会」の皆さんはミュージシャン。どちらも個人的な作業ですが、社会に貢献できる文化でもあります。コラボしやすい世界だと思うので、次につなげていきたいですね。
石橋  僕たちは障がいがありますが、「みやぎびっきの会」の皆さんと交流できたことで、自分たちにもできる復興支援があるのでは、という気持ちになりました。
小川  今日は私たちも大きな勇気をいただきました。ありがとうございます。
小柴  音楽と絵。お互いにアーティストとして、お付き合いしていきたいですね。今後ともよろしくお願いします。


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