画家のアトリエ ~インタビュー、ニュースから画家の素顔をご紹介~

  • グループ展に向けて
    Vol.1 やらないで後悔するより、やってみて後悔する方がいい。
    Vol.2 参加メンバーに裏原宿の空気を感じて欲しくて、みんなで下見に訪れました。
    Vol.3 絵を描くことは「好き」を超えた特別なもの
    Vol.4 [特別編]グループ展開催、直前インタビュー
    Vol.5 たくさんの出会いを楽しんだ、初めてのグループ展


  • 青春の激しさと、人生のぬくもり 水村喜一郎

    生きるよろこび 牧野文幸

グループ展に向けて

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  • vol.3
  • vol.4
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Vol.3 絵を描くことは「好き」を超えた特別なもの。
グループ展では、描くことだけでなく「楽しさ」を共有したい
古小路  昨年の「INTERNATIONAL Art Exhibition(台湾で開かれた展覧会)」では、みんなで絵の話で盛り上がったのが楽しかったですね。
梅宮  毎晩ホテルの部屋に集まって、遅くまで話しましたね。修学旅行みたいで楽しかったなぁ。古小路さんとは、夜な夜な出歩きましたっけ(笑)。
古小路  みんなで絵を描いて、一緒に食事をして。ふだん、なかなかできない経験だから、本当に楽しかった。「またみんなで会いたいね」という思いから「グループ展をやろう」という話に発展しちゃいましたからね。これまでは協会や支援団体などが主催し、僕らはただ絵を出展するだけだったけど、今回は初めての自主企画。より主体的に「見てもらいたい」という思いが高まっている気がします。
梅宮  台湾で「1年後にやろう」と決めて、今年のはじめには会場も決まって、気持ちはどんどん盛り上がってきました。とにかく、終わるまではこの気分が失速することはありませんね。参加メンバーの5人は性格も違うので、その個性がぶつかり合って、どんな感じになるのか楽しみです。
古小路  この企画がなければ、台湾で語り合った熱い思いも、徐々に薄れていたかもしれません。でも、「1年後にやるんだ」という約束があったから、この1年はすごく充実しています。こんな絵を描こう、どんな展示にしようなど、アイデアがどんどん浮かんでくる。いつもは自分の世界にこもって描いているけど、今回はみんなでお祭り気分を楽しみたいですね。


梅宮  先日は会場となるアート・ギャラリーをみんなで下見したので、改めて気合いが入りました。
古小路  みんながどう感じるか不安もありましたが、気に入ってくれたようなので良かったです。あの場所(原宿)だからこそできることをやってみたいですね。文化祭みたいなお祭り気分、楽しさを、みんなで共有できたらいいな。
梅宮  僕は、出展する作品はほぼ完成しました。あとは、会場で実演をするかもしれないので、その準備を考えています。
古小路  僕は、もう少し欲張ってみようかな。最後まで粘って描いてみて、そこから出展する作品を選ぼうと思っています。
梅宮  週末は人通りも増えるし、賑やかでしょうね。幅広い世代、分野の人が集まる場所だから、いろんな人たちに僕たちの絵を見てもらえるでしょう。本当にいい場所を選んでくれたと思っています。
古小路  みんなで「やって良かった」と思える展示会にしたいですね。単に絵を描くだけでなく、自分たちが「楽しんだ」と言えるような。
梅宮  同じ時間を共有しながら、それぞれが楽しんで、いろんな人と触れ合い、出会う場になったらいいですね。それが自分の財産になり、後につながっていくことを期待しています。

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