画家のアトリエ ~インタビュー、ニュースから画家の素顔をご紹介~

  • グループ展に向けて
    Vol.1 やらないで後悔するより、やってみて後悔する方がいい。
    Vol.2 参加メンバーに裏原宿の空気を感じて欲しくて、みんなで下見に訪れました。
    Vol.3 絵を描くことは「好き」を超えた特別なもの
    Vol.4 [特別編]グループ展開催、直前インタビュー
    Vol.5 たくさんの出会いを楽しんだ、初めてのグループ展


  • 青春の激しさと、人生のぬくもり 水村喜一郎

    生きるよろこび 牧野文幸

グループ展に向けて

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Vol.2 グループ展の会場は裏原宿。参加メンバーにここの空気を感じて欲しくて、みんなで下見に訪れました。
実際の会場を訪れて、参加メンバーのモチベーションもアップ!
グループ展の会場を事前に見ておくと、絵を描く上でも良い刺激になるハズ。
そんな思いで全国から集まった画家たちに、率直な感想を語ってもらった。

「もっと描かなくては!」と気合いが入りました。

南 栄一 (長野県)
原宿を訪れたのは初めてなので、正直、驚きました(笑)。当初は4~5点の絵を出展するつもりでいましたが、ここのギャラリーは広く自由に使えそうなので、もっといっぱい描かなくちゃいけないな、と感じています。自分のアトリエを模して展示してみるのも面白いかも。自主的な企画は、以前からやってみたいと思っていたので、本当に楽しみにしています。

周辺の散策で得たイメージを作品に取り入れてみたいですね。

飯原 孝 (新潟県)
個展やグループ展などの自主企画に出展するのは初めてなので、みなさんについていく感じでここまで来られた感じです。周辺には緑も多いし、とてもおしゃれ。グループ展に向けたテーマは構想中ですが、地元・新潟の風景を1点は描こうと考えています。また、ここで得たイメージを取り入れた作品も描いてみたいですね。

いつもと違う空間で、お祭り気分を楽しみたいと思っています。

梅宮 俊明 (埼玉県)
いつもの展示会とは場所も客層もかなり違うので、お祭り気分で楽しみたいと思っています。現在は点描で20号の大作に挑戦しています。かなり体力がいりますが、グループ展までには仕上げられるかな。企画や準備を積極的に進めてくれる古小路さんには感謝しています。私は、とにかくいい絵を描くことに専念します!

若い人たちに楽しんでもらえる企画を考えたいですね。

石橋 亨弘 (大阪府)
原宿を訪れたのは初めてです。若い人が多いので、僕らみたいなオッチャンが来ていいのかな(笑)。せっかくだから、若い人たちにも楽しんでもらえるような、作品やイベントを考えたいですね。いつもはアトリエにこもって描いているので、今日はこの明るくオープンな空気を持って帰ります。

東京の中でも、先端を走る町といわれる原宿。実際にその空気に触れたことで、グループ展開催に向けた画家たちのモチベーションは、これまで以上に高められたようだ。
画家たちの“自由な発想”を応援したいと思っております。
口と足で描く芸術家出版 松澤 雅美

今回の自主企画の話しを聞いたときは、彼らがいかに“自由な発表の場”を求めているかということを、改めて痛感させられました。
「口と足で描く芸術家協会」に所属する画家たちは、社会的に“真面目”というイメージでくくられがちですが、彼らは障がい者である前に、一人の画家としてプライドを持って創作活動に取り組んでいます。その点では、最近の若い人たちの方が、障がい者に対する隔たりを感じないので、素直に作品を楽しんでくれるのかもしれませんね。だからこそ古小路さんたちは、当初から「若い人が集まるところ」という条件で会場を探していました。
目に見えないハードルは、依然として社会に存在します。けれど彼らは、今回のグループ展を通じて、そのハードルを軽々と乗り越えて見せてくれるでしょう。今後どこまでスピン・オフするのか、というドキドキ・ハラハラ感はありますが(笑)、彼らがやりたいと思っている限り、サポートは惜しみません。
きっと楽しい時を過ごせると思います。ぜひ、気軽に遊びに来てください。
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vol.3