絵画展レポート

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画家5人によるグループ展 口で描いた世界~5つのHEARTありがとう~

■開催期間:2016年5月27日(金)~29日(日) ■場所:りんごのひろば(MIDORI長野3F・JR長野駅ステーションビル内) ■企画展示:南 栄一(長野県)古小路 浩典(東京都)石橋 亨弘(大阪府)飯原 孝(新潟県)梅宮 俊明(埼玉県) ■主催:口と足で描く芸術家協会 ■後援:長野市/長野市教育委員会

2013年に原宿で開催した【画家5人によるグループ展】から3年、今度は南栄一の故郷長野県にて、画家たちの自由な発想によるオープンな絵画展を開催しました。
【原宿展】のあと、次は長野で開催したいと願っていた南栄一が、会場探しから広報活動まで行いました。
会場はJR長野駅ステーションビル内にあるオープンスペースで人通りも多く、隣に休憩所もあり、自由に鑑賞いただけ、ふらりとお立ち寄りくださる方が大勢いらっしゃいました。
NHK長野放送局・SBC信越放送・信濃毎日新聞より取材を受け、初日のNHKニュース、2日目の信濃毎日新聞で紹介され、それらをご覧になり、ご来場くださった方もたくさんいらっしゃいました。
さらにNHKでは、南栄一がスタジオでインタビューを受け、5月30日午後6時10分からの「イブニング信州」にて、【口で描く画家・南栄一さんのキャンバスに込める思い】が放送されました。
またSBC信越放送でも5月31日午後6時15分からの「ニュースワイド」にて、「絵筆を口に“命の証”を描く~故郷で仲間と展覧会~」と題し、絵画展風景と南栄一のインタビューが放送されました。

実演する画家たち

展示作品について

  • 南 栄一 「はるな」 何度も、また長く鑑賞されている方が多かった作品です。
    モデルとのツーショットです。
  • 古小路 浩典 「善光寺山門」と「善光寺本堂」 今、力を注いでいる風景画、長野ということで善光寺を描きました。
    実演で描いているイラストとのギャップに驚かれる人が、たくさんいらっしゃいました。
  • 石橋 亨弘 「サーフィン」と実演で描いたリンゴ 「サーフィン」は一緒に飾っていたTシャツを見て欲しいと、リンゴの絵には虫がしている蝶ネクタイがとってもオシャレと言われていました。
  • 飯原 孝 「なかよし」 来場くださった母娘にどの絵が一番気に入りましたか?と聞くと、揃って「これ!」と教えてくれました。
  • 梅宮 俊明 「車窓からの風景(東京駅)」など風景画 鑑賞されていた方から、「ここに行ってみたくなる絵」・「この道を自転車で通りたい」などの感想をいただきました。

参加した画家に、終了後のコメントを聞きました。

南 栄一 (長野県在住・口で描く画家) 東京で2013年に1回目の5人展が開かれて以来、念願でした長野での5人展を開催し、盛況のうちに無事に終えることができて幸いに思っています。多くの方々に絵を見てもらうことができたと同時に、口と足で描く芸術家協会の活動を知ってもらえたものと思います。1日目に来られた時、1つの絵を気に入られ、2日目もその絵を見たいと来てくださった方がおられるなど、絵を熱心に見てくださる方々も多くおられました。また3日間、4人の仲間、出版社の皆さん、ヘルパーさんたちと楽しい時を過ごせました。準備の段階で、教育委員会の後援が早めにとれて、チラシやポスターを配れるとよかったと思います。

古小路 浩典 (東京都在住・口で描く画家) 東京に続き3年後に、こうして再び5人が揃って絵画展を開催出来たことを、大きな拍手をもって慶びたい。同じく裏方として尽力続ける出版社スタッフの皆さんへ、心からありがとう!そして、足を運んで観覧下さった方たちへ感謝申し上げます。5人の絵描きは、同世代ということもあり気さくな感じで和気藹々(わきあいあい)と集う、そんな肩のこらない付き合いだからこそ、次回もまたやりたいな~なんて思いで、其々の家へ戻って行くのでしょう。次は何処で・・?決まってもないが、三度また5人揃って愉快な時を過ごしましょう。

石橋 亨弘 (大阪府在住・口で描く画家) 私は、5年前の台湾での絵画展で今のメンバーと知り合いました。それまでは、お互い話をした事がありませんでした。台湾で話をする内に、日本に帰ってから「何かしたいね」、「せっかく仲良くなれたから」と言う声から、3年前に東京の原宿で初5人展を開催しました。今回、長野で5人展が出来た事は大変うれしく思っています。これも南さんや、協会スタッフの皆さんや多くの人達のおかげです。本当にありがとうございました。この3日間、私個人的にはす~ごく楽しかったです。日頃は絵の制作を中心にボッチャ(障がい者スポーツ)、障がい者センターの活動に追われている毎日です。そうした中、今回チョットした旅行気分を味わわせていただきました。色々な人に絵を見てもらい、また話を伺い、それがいい刺激になり、「もっともっと良い作品を描きたい」と思いました。これからも宜しくお願いします。次の開催は何処でしょう?

飯原 孝 (新潟県在住・口で描く画家) たくさんの人に足を運んでいただき感謝しています。みなさんの力作を目の当たりにし、もっと多くの絵を描いて早く諸先輩の方に追いつけるよう、これからも日々頑張ろうと思いました。1枚の絵を大事に、洞察力を磨いて行こうと思います。企画してくれた南さん、運営に携わってくれたスタッフの皆さんに感謝します。

梅宮 俊明 (埼玉県在住・口で描く画家) 3日間の長野グループ展が無事終了しました。いや~疲れましたが、楽しい時でした。私は病み上がりと言うこともあり、みんなより準備不足でしたが、皆様の協力のおかげで自分なりには満足でした。今回の「りんごのひろば」という場所も、いろんな人たちが来てくれる最適な場所だったと思います。ちゃんとしたギャラリーでもいいのですが、いろんな人たちに見ていただくにはああいう場所の方がいいんじゃないかと思います。マスコミの取材もありよかったと思います。ただ、地元と言うこともあるけど、南さんに無理させすぎたのではないかと、反省しています。このグループ展は、これからも続けていけたらいいと思います。次回、どこでできるのか、楽しみです。

第1回 画家5人によるグループ展 口で描いた世界 in原宿