一昨年の絵画展では、開催期間が短く、作品を展示するだけにとどまっていました。しかし、今回は5年ぶりに画家たちも来場し、会場で実際に絵を描く実演ができ、本当に素晴らしいイベントとなりました。メディアによる掲載や取材もあり、前回よりも多くの来場者にお越しいただいたと思います。
今回の絵画展は、昨年惜しくも亡くなられた南 栄一の追悼展も兼ねさせていただきました。栄一さんとは私自身も親しくさせていただき、共に食事をすることも多々ありました。栄一さんを偲ぶこの絵画展では、28枚もの彼の作品を一堂に展示する機会を持てたことを、大変嬉しく思います。素晴らしい作品ばかりで、どれも見応えがあり、栄一さんの才能を改めて感じました。
さらに、南 栄一の作品を使用した限定カレンダーを販売し、その売り上げを能登半島地震の復興支援に寄付させていただきました。栄一さんも、生前に皆様から受けたご支援へのお返しとして、この寄付を喜んでいるのではないかと思っています。
会場では、画家たちと来場者の交流が見られ、普段はなかなか会う機会のない画家同士の再会もありました。特に、飯原 孝と彼のファンである姉妹の再会は、飯原が感動のあまり涙ぐむ様子が見られ、とても暖かい瞬間でした。また、大先輩画家の古小路 浩典と若手の田中 潤也の交流は、田中にとって大きな刺激となったようです。協会への参加を申請中の後藤 心明さんも来場され、もっと絵を描こうという意欲を持っていただけたことも嬉しい限りです。
絵画展は、多くの方々に実際に作品を見ていただける貴重な機会であると同時に、画家たちにとっても大きなモチベーションとなることを改めて実感しました。これからも定期的に開催したいと思いますので、皆様のご支援とご協力を引き続きよろしくお願い申し上げます。