絵画展レポート

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絵画展 口と足で描いた絵 HEARTありがとう

■開催期間 2018年11月11日(日)~17日(土) ■入場 入場無料 ■会場 東京交通会館 B1ゴールドサロン 〒100-0006 東京都千代田区有楽町2-10-1 JR有楽町駅前/東京メトロ有楽町線 有楽町駅直結 ■実施内容 口と足で描いた作品展示 48点、口と足で描く画家たちにより絵画制作の実演、協会の紹介(ビデオ上映)、絵画を使用したオリジナルグッズの展示販売

実演した画家たち 南 栄一(長野県) 山口 かほる(東京都) 梅宮 俊明(埼玉県) 石橋 亨弘(大阪府) 飯原 孝(新潟県)

2018年11月11日(日)~17日(土)に、東京交通会館B1ゴールドサロンにて、絵画展【口と足で描いた絵~HEARTありがとう~】を開催いたしました。この絵画展では、多くの方々に口や足で描く画家たちの絵を自由にご覧いただけるよう、『感謝の気持ちがアートに』をテーマに、「HEARTありがとう」というメッセージを掲げ、口や足で描いた絵画作品を展示。会場内では、口や足で描く画家による絵画制作の実演をご覧いただきました。今回は特別企画としまして、オリジナルグッズと共にその原画を展示し、気軽に手に取ったり、見比べていただけるようにして、販売いたしました。

特別企画 オリジナルグッズの展示販売とその原画展示

特別企画としまして、オリジナルグッズの展示販売コーナーを設け、同時にその周りにはそれらオリジナルグッズになった絵画作品を展示。協会の基盤となる、グッズをお買い上げいただくことが、画家たちの勉強と自立に繋がることをご理解いただきました。またそれと共に、原画と画家の紹介、そしてグッズを同時に見ながらのお買いものは楽しい!というお声もいただきました。

画家の描いた絵はグッズ化され、皆様からご注文・お買い上げいただくことで、次の若い障がい者の奨学金となり、画材の購入や絵の勉強ができるようになります。

特別展示 六鹿 香(むしか かおり)(三重県在住)

協会へ参加を希望し、勉強中の六鹿 香さんの作品を特別展示しました。六鹿さんはまだ10代と若く、今までは、スマートフォンのアプリを使ってデザインや絵を描いていました。2016年には「伊勢志摩サミット」のロゴマークのコンテストで入賞しました。2017年の四日市市での絵画展で協会を知り、将来的に自立できる希望を持てると思い、参加を希望されています。口での描画の経験は浅いですが、アイデア豊富で、様々な技法に挑戦しています。

収穫祭(口で描いた絵)

六鹿さんより このような機会を頂けてとても嬉しく思います。たくさんの方に見ていただくということで、いつもより丁寧に描こう、客観的に見たらどう見えるかなど色々な事に気をつけながら描くことができて成長にも繋がったと思います。協会の参加に向けて、これからも頑張っていきます。

歌手の市川 由紀乃さんがご来場くださいました

市川 由紀乃 PROFILE オフィシャルサイト

市川さんと同じ埼玉県越谷市を地元に持つ画家、梅宮 俊明と交流が生まれました。市川さんの浅草公会堂でのリサイタルに梅宮と梅宮のお母様が招待されました。お母様は市川さんの大ファン。公演後には声をからすほど、声援を送っていました。そして、この絵画展に市川さんがご来場くださり、口や足で描いた絵と共に、梅宮の実演も見ていただきました。梅宮とは地元ネタの話しで盛り上がり、梅宮の作品が掲載されているカレンダーもご購入いただきました。

ご来場くださった方からのメッセージ

  • 原画を見せていただくと、商品で見ているのに増して素晴らしい作品だなぁと実感しました。展示会で沢山のグッズを販売してくださいね。原物を見て買えるのは楽しいですから!これからも感動を私たちに届けてくださいますよう、期待しています。ステキな作品を見せてくださり、有難うございます!お体を大切になさって、これからも頑張ってくださいね。
  • たまたま通りかかって引き寄せられるように見せて頂き、胸に熱いものを感じ、何か力になれることはないか?と友人の子どもと自分の子どもにハンカチのプレゼントを購入させていただきました。知人にも紹介してまた来ます。みなさん本当に素晴らしいです。とても勇気づけられ、私も精一杯生きます! 今までグッズの中の絵しか見たことがなく、初めて絵画展に来ましたが、大きな絵をみることができてよかったです。グッズも現物をすべて目の前で見ることができてよかったです。
  • 力強くも繊細で、とても心あたたまる作品ばかりで、画家の皆様のおかげで心洗われた気分です。今日、明日、これからも穏やかに過ごせそうです。山の絵が心を強くしてくれる気がしました。ボーダーコリーの絵、イラスト画や花もあたたかいこころそのもので、ほっこりします。ありがとうございました。 「ボーダーコリー」 飯原 孝
  • 今回は二回目。初めてこちらの絵を見たときの衝撃は忘れません。魂のこもった素敵な絵がたくさんあるんです。ものすごい時間をかけて丁寧に描かれた絵は心が浄化されますよ。今回私の目を引いたのが、バルセロナのカフェです。思わずその場所にいる気持ちになっちゃいました。去年行った立山もすごかった。リアルすぎて思い出がよみがえりました。 どれもこれも画家さんの世界観?魂がぎゅっと詰まってて、見てて楽しいです。「バルセロナの街角」は古小路さんの作品。細かいところまでひとつひとつ丁寧にキャンバスに描かれてます。こまかい表現までしっかり描かれていてすごいですね。 あまりにもすばらしくて、言葉になりません。すてきな作品ばかりです。すべての画家さん、これからもすばらしい作品を描き続けて下さいね。今日は、自分の気持ちが洗われました。ありがとう! 「立山連峰」 小田 俊雄 「バルセロナの街角」 古小路 浩典
  • どの作品も1本1本の線が美しく、時に力強く、しばらくの間、見入っていました。中でも私が1番好きだった作品が「花かざり」という作品です。着物の色彩もとてもきれいで、少女のうつむき加減、さらには髪の毛1本1本まで丁寧に描かれていました。美しい瞳にもひきこまれていきそうです。「森の秋」という作品はメルヘンチックでとっても可愛いかったです動物たちの表情もいきいきしています。 口や足でここまで高度・素敵な絵が完成するのか!?と半信半疑でいましたが(特に油彩の細かいの)、会場で柿の絵をお描きになっていた、石橋亨弘様を見て、またその道具のくふうされかた(?)を見て、つくづく心の底から納得してしまいました。困難に負けないでお好きなことをきわめつつある皆様の作品、拝見いたしました。 普段、障がい者ボランティアをしています。皆さんの活動を教え、皆さんの努力を広めたいです。お困りの事も多々あるかと思いますが、負けずに続けてください。必ず人は見て感動を得ています。 「花かざり」 浦田 愛子 「森の秋」 西岡 良介

スタッフより一言

5月に続き今年2回目の東京交通会館での絵画展が無事終了しました。今回も多くの方にご来場いただきありがとうございました。同じ会場で4回目の開催となるので、リピーターの方も増えてきたように思います。今回は少し趣向を変えて、いつもの原画だけの展示だけではなく、グッズの元になった原画をグッズと一緒に展示してみました。ふだんは付せんやカレンダーを購入していただいているお客様も、初めて原画を見ることが出来て、大変喜んでいただきました。画家たちもこの絵画展を楽しみにしており、何人かの画家たちは、この絵画展に向けて新作をギリギリまで描いて、描きたてホヤホヤの絵画を展示することができました。みんな新作を展示するのはもちろん、実演を皆様に見ていただき、会話をすることが何よりの励みとなり、楽しみにしています。来年も、5月、11月の開催が決まりました。年号も変わり、新しい時代へと向かっていく中で、ご来場の皆様にもっと喜んでもらい、感動を与えられる企画を考えたいと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。

開催決定!! 口と足で描いた絵~HEARTありがとう~ 東京交通会館 2019年5月12日(日)~18日(土)