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鷲塚 唯義    群馬県    口で描いた

1947年8月群馬県生まれ。

生後間もなく風邪による高熱で手足に障がいが残り、重度身体障がい者となった。

13歳の時より口に筆をくわえて描き始めた。17歳の時より本格的に創作活動を始め、著名な画家より油絵の指導を受けた。すぐに才能を発揮し、その年には「第7回群馬県身体障害者作品展」で初受賞。その後も様々な展覧会で入受賞を繰り返していた。

1997年から「日展」に出品。1999年には兄の進さんと、初めての兄弟展を開いた。また、100点以上の作品を展示するなどの個展の開催も15回以上を数え、活発に活動していたが、2012年7月没。

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絵を描き続けてきて

僕は鷲塚唯義と申します。群馬県で生まれ、現在も群馬で暮らしています。

生まれて間もなく高熱より重度障がい者になりました。

口に絵筆をくわえて油絵を描き始めて、今年(2012年)で49年になりました。

油絵を描いた事で、自分自身に自信が付き、色々な方々とコミュニケーションが取れるようになり、これも、絵を描くことによって、出来たと思っています。

今は自立して、一人暮らしで仕事をしたりして一日を過ごしています。絵を通して、地域の人達と介護者さんとコミュニケーションを取って過ごしています。

 

上記は鷲塚唯義が亡くなる直前に書いた文章です。

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