1946年7月東京都生まれ。
9歳の時に高圧線で感電し両腕を肩から失う。不自由さを伴いながらも、先生や友人たちの温かい応援を受けながら、手の代わりに口と足を使って生活の全てにわたり何事にも果敢に挑み、自助の精神を貫き通した。
小さいころから画家を夢見て、事故後すぐ口に筆をとり、14歳の時から油絵を描き始める。17歳の春に初めて公募展に入選。これを機会に油絵への情熱が高まり、創作活動に打ち込む。
静寂と安らぎを宿す世界を独特の美しさで描き、「描く詩人」といわれ、技術とその絵の持つ力は傑出している。
2013年5月、長野県東御市に自身の作品を集めた「水村喜一郎美術館」を開設。同年8月には、天皇皇后両陛下(今の上皇上皇后両陛下)が来館されたことでも話題になった。