1951年9月大阪府生まれ。
小学3年生の春休みに製材業を営む父を手伝い、機械のベルトに巻き込まれて両腕を失った。
事故のため、2年遅れて養護学校へ4年生から入学。そこで口で本をめくり、足指でノートをとり、足と肩で箒を支えて掃除することなど、勉学と生活訓練に励む。
14歳の時、口筆画家 大石 順教尼に師事、口での描画と生き方の修行を始めた。
師事後1年で口筆画“若武者”が堺市展に初入選。その後も公募展で入選、受賞を繰り返す。
見る人の心を打つ美しい日本画を制作し続けていた。
2012年12月、永眠。生涯で、約900点もの絵画を制作した。