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HEARTありがとう

石橋 亨弘    大阪府   口で描く

1959年5月大阪府生まれ。

生後3ヶ月の時に、三日三晩の高熱により脳性小児マヒとなり、体幹四肢障がいがある。

3歳から中学校卒業まで障がい児施設で暮らす。そこで厳しい訓練を受け、口で何でもすることを覚え、描画の楽しさも知る。18歳のときに母が亡くなり、障がい者施設に入る。通信教育でイラスト・パソコン・油絵などを勉強し吸収する。その後は独学。デイ・サービス施設で本格的に油絵を描きだす。

絵の制作活動が生活の中心だが、電動車いすで小中学校へ講演に出かけたり、公民館での絵の実演をしたり、外での活動も積極的に行っている。

障がい者スポーツ、ボッチャでも活躍している。


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わたしのゆめ

私は44歳で口と足で描く芸術家協会の奨学生となり、大変嬉しく思っています。

タイトルにもあるように私の「ゆめ」は、自分のアトリエ兼ギャラリーを作りたいこと。障がいがある、なしに関係なく集まれる居場所を作りたい。

そこには小さなテーブルがあって、気のいい仲間たちがコーヒーを片手に会話をしていて、私は部屋の一角で絵の制作をしています。周りにはいろんな障がいのあるアーティストが作った作品を置いてある。

そんな「ゆめ」が私にはあります。現実には難しいかもしれませんが、「ゆめ」は絶対叶えるんだという気持ちです。その為にも、今、自分が出来ること(絵を学んでいっぱい描いて)をしていきたいと思っています。

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