
1941年9月長野県生まれ。
出生時からの脳性小児マヒで、両手両足がマヒしている。
小学校入学と同時に口で文字を書き、絵を描き始めた。
41歳から本格的に絵画の勉強を始め、美術教師から基礎を学んだ。
多くの展覧会への参加経験がある。
制作上の特徴は生命力を感じさせ、躍動する色彩の使い方にあり、非凡な色の配置で作り出される画面の陰影、強弱は極めて新鮮である。


私の思い
私は絵を描き始めて、かれこれ30年になります。手足が不自由で車イスの生活をしているので、口に絵筆をくわえて描いています。
以前は油絵で20号くらいの作品も描きましたが、私の生活している緑風園が10年前に新しくなり、個室になったので、自分の部屋で絵を描くため、油絵は無理となり、大きさも10号くらいの作品となりました。
水彩画が思うように描けず苦労しましたが、アクリル絵の具を使って油絵に近い描き方が出来るようになりました。ただ作業を短時間にしないと絵の具が乾いてしまうので、むずかしいです。
女子美大が近くにあり、学生さんがお手伝いしてくれるので、週4日もキャンバスに向かえるので、色々な表現が出来るようになりました。
絵画教室にも月に2回通って、先生の指導も受けています。「明るい絵ですね」と皆さんに喜んでもらえ、次の作品の励みになっています。
風景や花の中に人物や動物も入れて描きたいと思っています。
2011年12月
<略歴追記>
1991年 ショッパー賞を受賞
1997年 「茅野清子と仲間展」を開催
1998年 上野の森美術館での「日本の自然を描く」展に入選
