絵画展レポート

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口と足で描いた絵　和泉展　第3回西宮展 口と足で描いた絵　和泉展　2015年10月1日（木）～10月4日（日） 　第3回西宮展　　2015年10月21日（水）～10月23日（金） 口と足で描いた絵　和泉展写真　第3回西宮展写真 和泉展 ■会　場：　和泉シティプラザ【レセプションホール（ギャラリー）3Ｆ】　（大阪府和泉市） ■主　催：　口と足で描く芸術家協会 / 一般財団法人和泉市公共施設管理公社 ■協　賛：　ごえんのちから ■後　援：　和泉市/和泉市教育委員会 ■実演画家：　石橋　亨弘（大阪府/口で描く）／南　栄一（長野県/口で描く） ／森田　真千子（大阪府/口で描く） ■課外授業：　10月1日（木）・2日（金） ■展示作品：　日本人画家32名57作品、海外画家23名24作品 （スペイン・ケニア・ニュージーランド・アメリカ・マレーシアなど） ■特別展示：　大阪府立和泉支援学校児童生徒の作品10点 第3回西宮展 ■会　場：　阪急西宮ガーデンズ・ホール【阪急西宮ガーデンズ4Ｆ】　（兵庫県西宮市） ■主　催：　口と足で描く芸術家協会 ■協　賛：　ごえんのちから ■後　援：　西宮市/西宮市教育委員会 ■実演画家：　森田　真千子（大阪府/口で描く）／古小路　浩典（東京都/口で描く） ／石橋　亨弘（大阪府/口で描く） ■課外授業：　10月21日（水）～23日（金） ■展示作品：　日本人画家31名39作品、海外画家18名18作品 （イタリア・チュニジア・ニュージーランド・ベラルーシ・韓国など） ■特別展示：　西宮市立西宮養護学校児童生徒の作品22点 2015年10月1日（木）～4日（日）の4日間、和泉シティプラザ（大阪府和泉市）にて、 また2015年10月21日（水）～23日（金）の3日間、阪急西宮ガーデンズ（兵庫県西宮市）にて 「口と足で描いた絵 ～HEARTありがとう～」絵画展を開催いたしました。 【感謝の気持ちがアートに】をテーマに「HEARTありがとう」というメッセージを掲げ、 口や足で描いた世界中の絵画作品の展示及び、口で描く画家による絵画制作の実演を行いました。 同時に特別展示として、和泉展では大阪府立和泉支援学校、 西宮展では西宮市立西宮養護学校の児童生徒さんの作品も展示し、ご覧いただきました。 また、単に作品を展示するだけではなく、近隣小学校をお招きし、 口で描く画家と子供たちとの交流を図る「課外授業」を行いました。


■■■会場の風景■■■ ■展示作品：写真、■作品と共に作者のプロフィールも併せて掲示：写真 ■展示作品 作品には油彩・水彩・日本画などの絵画だけではなく、 木を焼いた作品や足で織ったさをり織りも含まれています。 ■作品と共に作者のプロフィールも併せて掲示 プロフィールと共に絵を見ることにより、画家が障がいを負った理由や、 画家になるまでの経緯もごらんいただき、より画家たちを知っていただきました。 ■ビデオ放映：写真、■特別展示：写真 ■ビデオ放映 画家たちの生活、口や足で描く様子、協会の活動を詳しくご紹介しています。 ■特別展示 和泉展　　大阪府立和泉支援学校児童生徒の作品10点 西宮展　　西宮市立西宮養護学校児童生徒の作品22点 純粋素朴ながら、色鮮やかで個性的な作品が、会場を彩りました。 ■口で描く体験：写真 コーナーを設け、ご来場者に実際にサインペンにチューブを まいたものを口でくわえ、描く体験をしていただきました。 非日常の体験を通じ、障がい者への見方が変わったや感動したなどの コメントをいただきました。



■■■課外授業■■■ 口で描く画家たちが、障がいを負ったこと・絵を描くきっかけ・画家としての人生・ 今後の目標・子供達に伝えたいメッセージなどを小学校児童たちに話し、 子どもたちに口で描く画家たちと直接触れ合い、さらに口で描いていただく体験を通して、 障がいを持つということについて考えていただきました。 ■参加小学校 ●和泉展　和泉市立緑ヶ丘小学校　4年生122名（10月1日） 　　　　　和泉市立北松尾小学校　4年生122名（10月2日） ●西宮展　西宮市立高木小学校　　4年生183名（10月21日・22日　合計3回） 　　　　　西宮市立平木小学校　　3年生66名　（10月22日） 　　　　　西宮市立深津小学校　　6年生60名　（10月22日） ■絵画鑑賞：写真 最初に、絵画を自由に鑑賞いただきました。 絵画だけでなく画家のプロフィールも真剣に読んでくださいました。 ■画家実演の見学：写真 1枚の絵が描き上がると、自然と拍手が起こります。 ただ見学するだけではなく、画家がエンピツを取り替えるときに取ってくれたり、 色紙の角度を変えたり、サポートしてくれた子供たちもいました。 ■席につき、画家の話を聞きます:写真、■子ども達からの質問：写真 ■席につき、画家の話を聞きます 障がいを負った理由、絵を描き始めるきっかけ、 プロの画家として活躍する現在の苦労などを、 画家たちが話しました。 ■子ども達からの質問 絵について、描き方について、描く道具について、 生活についてなど様々な質問が出ました。 ■口で描く体験:写真 ■口で描く体験 まずは自分の名前から、、、実は漢字よりひらがなの方が曲線が多くて難しい。 キャラクターなどの絵にも挑戦してくれました。 ■画家たちにメッセージ:写真 ■画家たちにメッセージ 「ありがとう」「頑張って」「すごい」などたくさんのメッセージを口で書き、 画家に渡してくれた子供たちも多くいました。 「今日はありがとうございました。素晴らしい作品にビックリしました。 これからもいい作品を描いてください。僕たちも頑張ります」と、 クラス代表者によるメッセージもいただきました。 ■最後に画家から子供たちへ:写真 ■最後に画家から子供たちへ 「あきらめずに挑戦すること」 「多くの人に支えられ生きていることを実感して自分も周りの人を大切にすること」 「一生懸命やれば多くの人が応援してくれること」 「失敗してもチャレンジし続けることなど」 を、画家から子供たちへメッセージとして贈りました。 ■みんなで記念撮影！:写真 ■みんなで記念撮影！ 子ども達はみな元気に明るく、そして真剣に授業に参加してくれました。ありがとうございます。



■■■画家の実演■■■ それぞれの会場にて、各3名の画家が交代で、絵を描く実演を行いました。 実際に描く姿をご覧になると、その細かいタッチに驚かされます。 また、口で描くのに工夫された道具にも、関心を寄せられたと思います。 ■画家集合写真 ■実演した画家/和泉展 ・石橋　亨弘（大阪府/口で描く） ・南　栄一（長野県/口で描く） ・森田　真千子（大阪府/口で描く） ■画家集合写真 ■実演した画家/西宮展 ・森田　真千子（大阪府/口で描く） ・古小路　浩典（東京都/口で描く） ・石橋　亨弘（大阪府/口で描く） ■画家写真



■■■スタッフより■■■ 課外授業の中で、ある子どもからどっきりするような質問がありました。 「もし、手足が自由に動かせたら何をしたいですか？」 その質問に画家たちもどぎまぎしていましたが、 古小路の答えが… 「そりゃ、みんなと同じように走り回ったりしたいなぁ。 でも…。もし、自由に体が動かせたら、いろいろやりたいことが一杯できて、 もしかしたら絵を描かなくなっちゃうかもしれない。 今は絵を描き続けていたいから、このままでいいかな」 そう思えることがどんなに素晴らしく、凄いことか。 障がいがあるなしに関わらず、あるがままの自分を受け入れ、 そして大切なものを持っているということが、 よく分かる答えだったと思います。 子供たちの胸に、その言葉が残ってくれると嬉しいと思いました。 今年も楽しく、心に残る絵画展を開催することができました。 ご来場くださった方々、課外授業に参加くださった学校、お手伝いくださいました方、 ありがとうございました。 口と足で描く画家、スタッフ一同、心よりお礼申し上げます。


ご来場くださった方が、絵画展の模様をブログに掲載してくださいました。