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南 正文  大阪府  口で描いた

1951年9月大阪府生まれ。

小学校3年生の春休みに製材業を営む父を手伝い、機械のベルトに巻き込まれて両腕を失った。

事故のため、2年遅れて養護学校へ4年生から入学。そこで口で本をめくり、足指でノートをとり、足と肩で箒を支えて掃除することなど、勉学と生活訓練に励む。

14歳の時、今は亡き口筆画家大石順教尼に師事、口での描画と生き方の修行を始めた。

師事後1年で口筆画“若武者”が堺市展に初入選。その後も公募展で入選、受賞を繰り返す。

見る人の心を打つ美しい日本画を制作し続けていた。2012年12月没。


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ありのままの自分を受け入れ

私たちは、この協会があることで安心して絵を描き、生活させてもらっています。手があるのと無いのでは、やはりハンディが大きいものです。背伸びもしましたが、比較するとつらくなります。しかし、ありのままの自分を受け入れた時、自分しか出来ない絵、生き方をしようと思った時、心が軽くなりました。

大きな絵が芸術性は高いのか?小さい絵はダメなのか?悩みましたが、小さな絵でも大作を描く気持ちであれば同じではないのかと気づきました。

少しでもいい絵を描き、喜んでもらえる作品を残していきたいと願ってがんばっています。皆さんにして頂くだけでなく、少しでも出来ることをやっていきたいと思っています。

 

<略歴追記>

1975年 口と足で描く芸術家協会会員となる。

    以後、各種の展覧会・グループ展に出品。

1995年 堺市展審査員となる。

1996年 堺市身体障がい者相談員となる。

1999年 財団法人ソロプチミスト日本財団より社会貢献賞受賞。

2011年 作品集「ふりかえってみれば…」を発刊。

    また、ドキュメンタリーフィルム「天から見れば」が製作、上映された。

2013年 画集「よろこびの種を」が発刊された。

<その他> 海外や国内で講演活動、自費で国内の少年院を慰問、ネパールに学校を贈る活動にも参加していた。

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