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古小路 浩典  東京都  口で描く

1963年5月宮崎県生まれ。

中学校3年生のとき、器械体操のクラブ活動中にあやまって頭から落下し、第4、5頚椎を損傷。リハビリを続けながら療養生活を送るが、結局肩から下はマヒしたまま、手足の機能は回復することがなかった。

一生涯運動機能を失って自暴自棄になり、家族にも迷惑を強いた。しかし、協会を知り自分にも未来があることを痛感、画家の道を目指した。著名な画家の指導を受け、本格的に絵画活動を始めた。

平坦ではない道をつまずきながら、家族と協会に支えられ歩んできた。今、自立した暮らしの中で日々の喜びや人の温かさを貴重なものと感じている。

水村喜一郎美術館で見た、水村さんの風景画に刺激を受け、近年は本格的に風景画に挑戦している。


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口と足で描く芸術家協会

私がスポーツ事故による受傷から重度の障がいを持ち、口に筆を取りはじめて30年以上の歳月が過ぎました。幸運にも当初から奨学金制度を受けることが出来、家族や周囲の協力のお陰で充分に絵を描く環境を整えることが可能となりました。

絵を描くことで自らが励まされ、時には思うように描けず苦悩することもありましたが、途中で投げ出さず一つ一つを積み重ねるように描き続けてきました。この絵を描き続ける修練こそが、私の気持ちを鍛え、人間的にも成長させてくれたように思います。具体的な目標を持って進むことは、誰もが忍耐と努力を要しますが、希望を持って前進を諦めないその気持ちこそは、周りの人をも励ます大きな力となるのだと信じています。

現在では、目標であった職業画家として多くの皆さんに好んで使って頂けるような楽しい商品制作に励む日々です。そうした糧で日々の暮らしを営み、絵描きとして社会参加できることの大きな歓びを身体一杯に感じています。これからも素直で活力に満ちた作品を皆さんのもとへ届けられるよう、精進します。

 

2007年 古小路 浩典

 

<略歴追記>

1992年に初めての個展を開催した他、展覧会やグループ展などに多数参加している。

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