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浦上 哲也
山梨県
足で描く
1957年4月長崎県生まれ。
出生時の障害のため発育が悪く、3歳の時に脳性小児マヒと診断された。 機能訓練に懸命に励んだが、日常生活の全てに介助が必要で、言語障害も著しい。車椅子を足で操作して移動する。
1968年、国立療養所清楽荘に入所。そこで絵に興味を持ち、ボランティアの大学生より基礎を習う。
1977年、きぼうの家に移る。そこで、協会主催の絵画教室に加わり本格的に始め、足での描画を習得した。 今では絵が生き甲斐となっている。
1990年には、「第3回障害者自立読売絵画展」にて、「審査員特別 賞」を受賞した。
僕の生きる勇気
僕は現在、きぼうの家という施設で生活しています。
絵を描いたり、健康保持のための機能訓練をしたりしながら、毎日の生活を送っています。 描く時は、足指の間に鉛筆や絵筆を挟んで色塗りやデッサンをします。
そのため、1つの作品を仕上げるのにかなりの時間がかかりますが、作品が完成したときの醍醐味は、何とも言えないものです。 キャンバスに向かって構図を考えている時が、一番楽しい時でもあり、心が休まる時です。絵を描くことを通して生まれる意欲が、苦しい場面に直面した時、自分を奮い立たせてくれます。そして、自分の持っている全ての力をキャンバスにぶつけることを通して、自分の心の在り様を考え、毎日の生活の活力を得ています。
作品の内容は充分とは言えませんが、自分の心の叫びをキャンバスにぶつけ続けたいと思っています。今は絵の先生が変わりましたが、また新しい感じの絵も描きたいと思います。 将来の夢としては、自分の絵を色んな形で見てもらいたいと思っています。 個展を開き、一般の方々と交流していきたいし、公募展にも出品して、一般の人と同じ立場で自分の絵を評価していただき、内容の充実を図りたいと思っています。
今日の自分があるのは、良き指導者と、口と足で描く芸術家協会を通して、何回となく僕を勇気付けてくれた皆様のお蔭だと思います。これからも絵の創作に励み、人間的に習熟した人生が歩めるようにがんばりたいと思います。
心の叫びをキャンバスにぶつけて描く
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