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曽根 豊
京都府
口で描く
1948年11月京都府生まれ。
体操選手だった高校2年生の秋、鉄棒からの着地に失敗し、首を骨折。一命はとりとめたが、首から下がマヒした。
入院生活中に、友達に手紙が書きたい一心から口にペンを取って書いたのがきっかけで、寝たきりの病床で絵を描き始めた。 当初は似顔絵などを描き、後に絵の具を使うようになった。
1982年、絵の制作にも協力していた嵯峨美術短大のボランティアグループの働きで、同学園祭で初の個展を開く。
1986年には静岡県浜松市、地元京都府綾部市で個展を開催している。
1994年には口筆画作品集「いつか大地に立ってやる」が発刊された。
愛
愛は人と人との出会いから生まれる。 出会いは、まずあいさつから始まる。 心のこもったあいさつは、人の心とふれあうチャンスを生む。 人が最初に出会った時、互いに温かい心のこもったあいさつをかわすことができれば、 そこに素晴らしい愛が芽生える。
命あるものは、大いなる愛の中で生かされている。 だから喜びに満ち溢れている。 僕自身、絵を描いて喜び、描き終わって喜び、以前に描いた絵を見て喜ぶ。 また窓の外の夕日を眺めて喜ぶ。 この喜ぶということが、僕にとっては愛の一面である。
僕が21年間府立病院で闘病生活を送っている間、 母はつきっきりで看病をしてくれた。本当に感謝している。 もし私の体が動いたとしたら、一番にしたいこと、それは母の肩をたたいてあげること。 それが私の愛なのだ。
『いつか大地に立ってやる』より
水彩を主体に花、鳥、風景などを明るくおだやかなタッチで描く
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