一枚の絵
四肢マヒの障害者となり、入院中、私は過去の夢ばかりを追っては悔やんでばかりいた。
しかしそんなある日、病院の窓から見える景色に驚いた。変哲もない自然に、「何とすばらしいのだろう色の世界は!」と不思議に心が踊り、無性に絵を描きたくなった。
リハビリテーション更正センターで人生、生活の暗中模索の中、口と足で描く芸術家協会の存在と、協会員の絵と出会い、私は創作活動を始めた。
私にとっての絵画は、自己の精神闘争でありライフワークである。
また、社会へのメッセージでもある。
その意味で、地域の障害者とここ15年グループ展を開催している。
願わくは自分の原点である一枚の絵との出会いを、今度は、まだ見ぬ貴方に送りたいと思う。
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