10月下旬に開催されたグループ展には、会場となったギャラリーのある原宿の街らしく、とても多彩な方々が訪れてくださいました。参加メンバー1人ひとりがテーマを設定した展示と4日間の会期を振り返り、感想と今後にかける思いを聞きました。
私のスペースでは、お気に入りの絵本やコミック、DVDなども展示。私らしい空間が演出できたと思っています。今回は、メルヘンなイラストとシリアスな女性の肖像画を同時進行で制作しました。違う世界をいったり来たりしながら描くのも楽しいですよ。ちなみに、絵の女性は近所の自立支援NPOのスタッフです。女性の柔らかい感じを描きたいと思い、モデルをお願いしました。
会場はとても居心地が良く、気さくで、温かい雰囲気が良かったですね。反省することもありましたが、5人でいいところを出し合い、積極的に行動すれば可能性はどんどん広がるのだと感じました。
海は子供の頃から大好きです。テレビのドキュメンタリー番組などからイメージを膨らませて、こんな風景の中にこんなキャラクターがいたら面白いかな、と思って描きました。展示スペースでは、さらに海のイメージを膨らませて、アロハシャツとサングラスをコラボしてみました。私好みのグッズという訳ではありませんが(笑)イメージ通りの空間ができて良かったです。
4日間は本当にあっという間で、夢のようでした。場所柄、外国の方も多くいらっしゃり、片言の日本語を交えて話しかけてくださったのですが、私は英語が話せないので戸惑ってばかり(笑)。もったいなかったですね
私の部屋と、松本の町から見える山々の写真を背景に、絵を展示しました。私が暮らし、絵を描いている空間を感じていただけたかな、と思っています。
出展した肖像画は、叔母を描きました。写真を撮らせていただき、それを元に絵を描いたのですが、実物より美人に描けてしまったかもしれません(笑)。
会場のオープンな雰囲気は、本当に素敵でした。「次回はぜひ松本で」という声もありますが、どうでしょうね(笑)。みんなで集まるのは大変でしたが、とても楽しい経験だったので、またぜひグループ展を企画したいと思っています。
ギャラリーの正面という、いちばんいい場所をいただいてしまいました。地元のサッカーチームのサポーターなので、壁一面をチームカラーに染めて、ユニフォームも展示。イメージしていた以上に素晴らしい仕上がりで、大満足です。
今回は点描画に挑戦したのですが、集中して描いていると、自分がキツツキになったような気分でしたね(笑)。近くで見ていると分からないので、10分おきにちょっと離れて見て、全体のバランスを確認しました。
トークショーで、司会の小川もこさんから「時々離れてみた方が全体が分かるなんて、人生みたいですね」と言われましたが、まさにその通りかもしれませんね。
私の故郷、新潟県旧白根市の伝統行事である、大凧のミニチュアを飾りました。愛するふるさとの空気を感じていただけたでしょうか。
猫の絵は、それぞれいろんな人をイメージしながら描きました。真ん中の猫は自分がモデルかな(笑)。構想では5人でのグループ展にちなんで5匹描く予定だったので、いずれあとの2匹も描いてあげなくちゃいけませんね。
グループ展への参加は初めてだったので、先輩方の絵のレベルの高さに改めて驚き、自分ももっと頑張らなくては、と思いました。歯の治療をしながらだったので、思うように描けず、挫折しそうになったこともありましたが、描き続けてよかったです。会場では初めて実演も行い、今後の自信につながりました。