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築地 美恵子    埼玉県    口で描く

1964年8月埼玉県生まれ。

幼い頃より絵画に興味を持っており、6歳から18歳まで絵画教室に通っていた。

短期大学福祉学科を卒業。書道4段、中学校の社会科教員免許、社会福祉主事の資格を得ている。

24歳のときに、登山中の転落事故によって受傷。両手両足がマヒ状態となった。

入院、手術を受け、2年後よりリハビリの一環として口にサインペンを取り、絵を描き始めた。後に水彩画も始め、以前通った絵画教室の先生に再び絵画を習い、才能を伸ばしている。花が好きなモチーフ。

1993年の日高市での個展など、個展の開催やグループ展への参加にも積極的。


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こんにちは!私は手が使えないので、口に絵筆をくわえて絵を描いています。

子どもの頃からお絵かきは好きでしたが、まさか手以外で絵を描くようになるなんて、想像すらしていませんでした。

そんな私が突然の事故で、機械の助け無しには呼吸すら出来ない、全身マヒの寝たきり重度障がい者になってしまったのですから、ここまでたどり着くのは、決して平坦な道ではありませんでした。痛くて苦しくて、つらさに押しつぶされそうな日もありました。

でも、まわりの人々に助けられながら、今ではごく当たり前に口で絵筆を操り、むかし以上に絵画を楽しめるようになりました。

四季折々の花を描くのが好きですが、協会のおかげで、近年、動物や品物を描く機会が増えました。これからも、ひとりでも多くの方々に、こうして描ける喜びを発信し続けられたらと願っています。

どうぞ宜しくお願いします。

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